アーロン・エルキンズ「偽りの名画」

偽りの名画 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

偽りの名画 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

人骨探偵のシリーズではなく、妻に突然出て行かれ離婚裁判を鬱々と行う根暗なサンフランシスコの美術館員が主人公。ベルリンで行う名画展の準備で出張した先で、贋作事件に巻き込まれ大冒険。

なんというか、基本的には少年向け冒険活劇小説と変わらない。贋作がらみの推理小説と言えばほぼ筋は決まったようなもので、それに沿って主人公がちくちくと危険な目に遭いながら、なぜか気の合う女性と出会ったとたんに意気投合し、事件解決とともに人生も一新、清々しく新たな道を歩み出す。このくだらなさは売れ筋小説の宿命なのだろうか。完全に書き飛ばしているなあ。まあどうでもいいや。それより野球の「交流戦」っていつまでつづくんだろう。こんなに長いんだ。なんで一リーグ制にしないんだ?あとナベツネ氏球界復帰だとのことで。長嶋茂雄も復活の噂があるし、野球はいっそのことプレイヤーも50才以上に限るとか年齢制限した方が良いのではないか。最近アライグマは立ち上がるのをやめたのかな?そのうち逆立ちしてあるくアライグマも出てくると思ったんだけど。「二本足で歩く飼育係も発見!」ってニュースは、楽しみにしてるのだがまだ聞かないなあ。