山田正紀「戦艦奪回指令OZ」

著者のことばにあるように「戦場を舞台にしたダークファンタジー」であり、「映画の”オズの魔法使い”を下敷き」にしたらしい。この作者の小説でこんなに訳がわからないものは初めて読んだ。おそらくドラッグ小説的な、幻想的な世界を書きたかったのではないかと思われるが、それにしてはサービス精神がありすぎて不思議に読みやすい。