閑話休題:いろいろ

最近読書記録を更新していないのは、アレステア・レナルズの「カズムシティ」を再読しているためです。

ハヤカワ文庫で、おそらく厚さは4.5㎝くらい、定価1440円。文庫でも、背表紙を下にしてきちんと開くという分厚さ。これが、面白いんだ。裏表紙の紹介が、まず凄い。

「身辺警護の専門家タナー・ミラベルは、雇い主一家を惨殺した黒幕レイビッチを追って、故郷から遠く離れたイエローストーン星に到達した。だがそこで目にしたのは異形の都市カズムシティだった。謎のウイルスによる”融合疫”の発生により、建築物はあたかも新種の植物のように成長し、複雑に融合しあって奇怪なジャングルを形成していた……異形の街を舞台に展開する、ノンストップ・ハードボイルド・アクション超大作!」

このめちゃくちゃな紹介文を読んでまず思い出したのが、「Dの嘘」という素敵な嘘サイトの裏表紙紹介文。例えばhttp://www.d-uso.to/paperback/touban.htmなんかものすごくて、とても感銘をうけました。でも、上記の解説も、同じくらいにすごいきがするし、しかもこっちは本当。

いま最後の盛り上げ部分まで読み進めたのだけれど、やっぱりものすごい。わたくしの睡眠時間を返して欲しいが、面白いから仕方がない。