物集高音「大東京三十五区 亡都七事件」

大東京三十五区亡都七事件―探偵小説

大東京三十五区亡都七事件―探偵小説

昭和初期を舞台にした講談調推理小説。「冥都七事件」、「妖都七事件」に次ぐ完結編。

講談調ながら格調の高くない語り口。おそらく、著者は恐るべき博学な方と思われる。表紙が美しい。

章ごとに昭和初期の地図が挟まれていてとても趣がある。小説としては、1、2作目ほどの勢いが感じられない。